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 2010年07月 

2010年上半期のM&Aは11.7%減 

レコフデータ社が、2010年1月から6月までのM&A件数を公表しました。記事にもありますが、日本企業同士のM&Aは614件(前年同期比19.7%減)、日本企業による海外企業のM&Aは176件(28.5%増)、海外企業による日本企業のM&Aは72件(2.7%減)に終わり、全体では862件(11.7%減)に終わりました。

 

このままのペースで今年後半も進めば、今年のM&A件数は1700件前後で終わることが予想されます。2005年や2006年には、年間2700件を超えていましたので、当時との比較では、約1000件減少することになります。

 

M&Aが年間2700件も起きていた当時は、世界的に投機資金が余っており、投資資金がファンドに流れ込んで、企業を対象とする投機活動が盛んでした。これもM&Aの件数にカウントされています。リーマンショック以降、ファンドに投機資金が集まりにくくなりましたので、ファンドによる企業買収は低調です。

 

私は2007年に「M&Aバブルのピークは過ぎた。」と書いていますが、2005年、2006年の状況は、20年近くM&Aに従事した経験からも異様なものでした。前述の様な投機的な動きが除かれ、事業会社による戦略的なM&Aだけが残るならば、現在の水準が平時の状況であり、特段騒ぎ立てるほどのことではないと思います。

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