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絵に描いたような失敗したM&A 

ネットサーフィンをしていたところ、あれあれと思うような記事を見つけました。ここをクリック

それは、もう10年位昔の話。ダイエーがその子会社だった神戸らんぷ亭を売却するために行った入札に参加していました。

我々はある事業会社と契約し買い手のアドバイザーとして入札に参加していましたが、金余りの事業関連性の全くない会社が落札したと聞き、「経営できる筈がない。」と失敗を予言しました。

この予想は的中。外食をやったことのないド素人が本業力を強化できず、外食不況が続き、IT産業も不景気が続いた状況で、買収したこの会社を投げ売りし、立地目的でのラーメン業態主体の企業に買収されて、牛丼店は全て閉店になった次第。神戸らんぷ亭の買い手は、牛丼事業の競争力を強化することが出来る企業でないとダメなのです。

この案件はM&Aの教科書に乗せたい典型的な非関連多角化M&Aの失敗例。

牛丼業態で頑張ってきた従業員は本当にお気の毒です。ダイエーは売却先を間違えました。この悲劇は必然的に起きたのです。

(記事を転載)
牛丼チェーン「神戸らんぷ亭」(本社:東京都台東区)の全店舗が2015年7月31日で閉店し、ファンが悲しみの声をネット上に寄せている。

かつては「すき家」「吉野家」など大手チェーンに追随するほどの売上を誇ったが、近年は低迷していた。15年3月、「東京チカラめし」を運営するマック(東京都新宿区)による買収をきっかけに、店舗を次々閉店させ、「家系ラーメン」への業態転換に大きく舵を切っていた。

14年からは「かつ丼屋」も展開
神戸らんぷ亭は、1993年にダイエー(東京都江東区)の和食事業として設立。94年から牛丼店のチェーン展開を始めたが、経営不振に陥ったダイエーが2005年に全株式をITサービスのミツイワ(東京都渋谷区)へ譲渡し、その子会社となった。そして15年3月、14年に牛丼チェーンの「東京チカラめし」を傘下に収めていたマックの子会社となった。なお、社名や店舗名に「神戸」の地名を冠しているものの、神戸市に店舗は無い。

全国に1000店舗以上を展開するすき家や吉野家と異なり、神戸らんぷ亭の店舗数は関東エリア(東京・千葉・神奈川・埼玉)で最大約50店舗に留まる。時にはさまざまな仕掛けで差別化を図った。1995年、いち早く並盛りを290円にし、2010年1月には醤油ベースのタレを使わない「塩牛丼」を他の外食チェーンに先がけて発売した。その他、「おろし牛皿定食」「ハンバーグ定食」「さば味噌定食」など牛丼以外のメニューもそろえた。その効果もあってか、かつてはすき家、吉野家、松屋、なか卯に次ぐ業界5位の売上を誇った。

しかし、14年からは店舗を他の業態に転換し始める。14年1月から5月にかけ、東京・田町、末広町、秋葉原の店舗がとんかつやカツ丼などを提供する「かつ丼屋」に転換。親会社がマックになってからは、「家系ラーメン」を売りにするチェーン「壱角家」に次々変わった。結局、最後まで営業を続けていた銀座店(東京都中央区)、谷塚店(埼玉県草加市)が15年7月31日をもって休業し、全店が閉店した。

家系ラーメンに変えた理由は「流行りだから。売れるから」
全店閉店の知らせを受け、ネット上ではファンが、

「ショック・・・!」
「よく食いに行ったよなぁ...」
「残念だな」
といった悲しみの声を寄せている。

なぜ閉店を決めたのか。神戸らんぷ亭の担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、「一言で言うと、『親会社の方針』です」と話す。「親会社の方針」を決めた理由の1つが、牛丼チェーンとしての売上低迷だと明かした。

新たな業態に「家系ラーメン」を選んだ理由について、担当者は「流行りだからですよ。売れるからです」と笑いながら答えた。

とはいえ、20年以上にわたる営業でファンも多く出来た。ネット上では、復活を求める声も出ている。

復活はないのか、という記者の質問に対して、「それは私にはわかりません」とだけ話した。

ちなみに、「かつ丼屋」は現在末広町店のみ営業を続けているが、こちらも近々「壱角家」に転換するという。

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